アレキサンダーのフレンチホルンマウスピース「8M」、シルバープレート（銀メッキ仕上げ）です。
ボディ側面には「ALEXANDER - MAINZ」と、ボディ中央、シャンクの上部には「8M」という繊細な刻印が入っています。
アレキサンダーの楽器とマウスピースは近年度々値上げが続いています。
2023年10月には再度大幅に値上げされて、マウスピースは現在 定価 16,500円で販売されています。
アレキサンダー社はドイツ南西部の都市マインツで1782年に創業されたドイツ最古の楽器メーカーで、20世紀に入って以降は特にホルンの分野では世界的に常に先進的で圧倒的な存在感を示しています。
「8M」のメーカー発表の仕様は、
リム内径17.5mm
ボア（スロート）4.0mm
カップ深さ28.0mm（標準的）
リム厚さ4.0mm
となっています。
「8M」は、アレキサンダーのラインナップの中で伝統的な定番マウスピース「8」の、ボア（スロート）部分を少し広くしたモデルです（3.7mm→4.0mm）。
リムはややフラット気味で適度な厚み、長いフレーズや長時間の演奏にも適している素晴らしい形状です。
カップはVカップ気味で、良い意味でダークで豊かな深みのあるヨーロッパ的な音色が魅力的です。
カップ内には敢えてうっすらと旋盤の加工跡をヘアライン状に残してあって、カップの中で息の流れや響きが微妙に複雑な乱反射をすることで良い音色を生み出すという話も聞きます。
ここ数十年のオーケストラのレパートリーの変化に伴って、またより大編成、大きいホールでの演奏が多くなってきて、ホルンに以前よりもさらなる音量が要求されるようになってきていることから、最近はボア（スロート）がやや広めなマウスピースが定番になってきています。
ボアが細めな伝統的なマウスピースは音色は繊細で素晴らしいのですが、どうしても最大音量に限界があるため、近頃は少しボアの広めなマウスピースを使って、音量の面をやや重要視するプレイヤーが世界的に多くなってきています。
「8M」は、「8」の品格のある魅力的なサウンドに、さらに豊かな響きと音量が得やすくなり、また少し重心の下がった音色がします。
極端にボアが広すぎるわけではないので、音色を犠牲にしていない点が素晴らしいです。
メインのマウスピースとして、また「8」は使っている方で、音量を得たい曲や場面で、マウスピースを替えて使うのもいいと思います。
低音域から高音域までむらのないサウンドと、適度な抵抗感で演奏できます。
音が小さいという悩みのある方の手助けもしてくれるマウスピースです。
新品同様の素晴らしいコンディションです。シャンク部に極わずかな装着跡が見受けられますが、よく見ないとわからないほどでほとんど気にならないと思います。楽器店で試奏を繰り返されて「新品」として販売されているマウスピースよりも、場合によっては状態が良いと言えるほどです。銀メッキの状態も極上で、美しく光り輝いています。
リム、カップからスロート、バックボア、シャンク先端の仕上げにいたるまで、とても丁寧に製作されています。
マウスピースの表面とカップ内からバックボア、シャンク先端まで、綺麗に洗浄して適度に磨いてありますので、汚れなどの心配のまったくない清潔な状態にしてあります。
おてがる配送 ネコポスで、日本全国送料無料にてお送りします。
ネコポスはヤマト運輸による匿名配送で、配送状況の追跡が可能です。
基本的にはポストに投函されるようですが、ポストに入らない場合は配達員の方からの手渡しになるので安心です。
上手く緩衝材を使いますので、厚み3cm以内での梱包でもまったく心配なくお送りできます。
厳重に梱包の上、ご送付いたします。