●商品説明
直流電圧電流発生器モニター、ADVANTESTR6240A，新品同様美品，出力精度確認
ADVANTESTR6240A1 DC Voltage Current Source / Monitor
出力電圧 ±15.000V、出力電流 ±1.0000A、パルス出力では ±4.0000A
複写説明書、入出力ケーブル 2 セット (新品)、電源ケーブル (新品)，付属
高分解能電圧 10 micro V, 電流 10 nA、基本確度±0.025%
デジタルマルチメーターで出力精度確認済
綺麗な中古品、先着 1 名様
アドバンテスト社の分解能が非常に高く、高確度で精密な、さらに、高電流出力の直流電圧電流発生器モニター R6240A の綺麗な中古品です。
写真に写りにく目立たない小傷が少しあるものの，中古品にしては傷や汚れなどほとんど無く，大変綺麗です。個人的には，新品同様と思いますが，個人差があるといけませんので詳細な写真を多数掲載しました。
ご自分でも良く写真をご確認いただいてから、ご入札いただきますようお願いいたします。また，当方は喫煙しませんし、ペットもおりませんので、ヤニ汚れや、におい、ペットの毛の付着などの心配はございません。
本体背面の画像では，シリアルナンバーをぼかして表示してあります。実物には正しくシリアルナンバーがついておりますので，ご安心ください。
出力電圧は +15.000V から -15.000V であり、最小 10 microV ステップです。ただし、電圧ステップはレンジにより変化します。
出力電流は、同社の他の電圧電流発生器よりも非常に大きく +1000.0mA (1.0000A) から -1000.0mA (-1.0000A) までです。20ms の間だけのパルス電流発生の場合は、さらに大電流出力が可能であり、最大 +4000.0mA (4.0000A) から -4000.0mA (-4.0000A) までです。
同社の他の電圧電流発生装置の最大電流は 150 mA 程度の場合が多いので、それに比較すると、かなり大電流出力であり、大きな負荷へ電力を供給して試験できます。
大電流出力でありながら，電流の最小ステップは 10nA と高分解能です。ただし、電圧と同様、レンジによって最小ステップは変化します。また、電圧と電流の基本確度は ±0.025% であり、非常に高確度です。
以上のように非常に高分解能、高精度、高確度で精密な電圧電流源です。当方のデジタルマルチメーター Agilent 34450A を利用して、電圧電流の出力精度を確認しましたので、後程測定結果を示します。もちろん本体のセルフテストは、写真にある通り問題なくパスしております。
通常の電源は電流の供給（ソース）動作のみですが、電流の吸い込み（シンク）動作も可能です。接続した回路に対して、真の定電圧源、または定電流源として動作します。
正の電圧を出力しながら、電流は外部から吸い込むことが可能です。例えば、コンデンサに充電された電荷によって端子電圧が電源電圧より高い場合、一定の電圧まで放電させたり、逆に低い場合は一定の電圧まで充電することもできます。
他の例として、トランジスタの温度変化により、特性が変化した場合でも常に一定の電流を供給し続けたり、常に一定の電流でレーザーダイオードを駆動させたりすることができます。また、負荷が変動した場合でも、常に一定の電圧を素子にかけておくことも可能です。
本体背面の GP-IB インターフェースを用いてコンピュータと接続して、自動計測できます。電源のコントロールと測定値や設定値の送受信ができますので、電圧や電流を指定した範囲でスイープさせれば、ある素子の特性を短時間に計測できます。また、様々な電圧や電流の条件をプログラムし、素子を交換しながら与えて特性を計測し、個々の素子の特性を順に計測することもできます。計測値をデータとして，コンピュータに記録しておくことができます。ただし、コンピュータ側にも同インターフェースが必要です。
さらに、回路設計の予備実験や調査にも便利です。例えば、発光ダイオードが点灯する電圧や電流は、発光の色によってそれぞれ異なります。個別の発光ダイオードについて、明るく点灯し始める電圧および電流を、あらかじめ調査して回路設計をおこなえば、設計通りに動作します。そのような調査や実験には、電圧と電流を精密に計測する必要がありますが、本器１台を用いて、発光ダイオードと本器をケーブルで接続するだけで簡単に確認できます。他にも、トランジスタや、様々な素子の特性を精密に計測できるため、回路設計の予備実験や調査にも大変便利です。
その他、高精度で大変微小な電圧や電流の設定ができるので、この電源の電圧や電流をもとにお持ちの計測器の校正に利用できます。テスター、オシロスコープ、電圧計、電流計、ミリバル、およびデジタルマルチメーターの電圧レンジと電流レンジの測定精度の確認、および校正などに利用できます。
当方のデジタルマルチメーター Agilent Technologies 34450A を用いて、出品している電源の出力をテストしたところ、次のような結果が得られました。下の表の電圧および電流に表示した値を電源 R6240A に設定し、出力をマルチメーター 34450A で計測した測定値を示してあります。
ただし、デジタルマルチメーターの画像は、動作確認の参考であり、本出品には含まれませんので、ご注意ください。
直流電圧電流発生装置の出力の測定結果
設定値
電圧電流発生装置
ADVANTEST R6240A
測定値
マルチメータ
Agilent 34450A
Votage
+15.000V
+12.000V
+10.000V
+5.000V
+1.0000V
+0.5000V
+0.0100V
0.0000V
-0.0100V
-0.5000V
-1.0000V
-5.000V
-10.000V
-12.000V
-15.000V
Voltage
015.000V
012.000V
010.000V
05.0008V
1.00001V
0.49998V
0.01004V
0.00003V
-0.00991V
-0.49996V
-1.00001V
-05.0008V
-010.001V
-012.000V
-015.000V
Current
+1.0000A
+0.8000A
+0.5000A
+100.00mA
+050.00mA
+10.000mA
+1.000mA
0.0000mA
-1.0000mA
-10.000mA
-050.00mA
-100.00mA
-0.5000A
-0.8000A
-1.000A
Current
1.00000A
0.80002A
0.50005A
100.048mA
050.000mA
09.9998mA
1.00025mA
00.0001mA
-01.00024mA
-09.9974mA
-050.000mA
-100.022mA
-0.49981A
-0.79980A
-0.99973A
以上の測定結果から、電圧では +15.000V から -15.000V までほとんど誤差なく正確な出力が得られました。電流では +1.0000A のときの誤差は無く，-1.0000A のとき 0.00027A, 誤差率 0.027% の値が得られました。その他の電流値でも，おおむね正確な出力を確認できました。
アマチュアレベルの利用において，測定した範囲では充分正確な値が得られていると思います。一部の測定の様子について、写真に示してあります。写真にあるデジタルマルチメーターは参考であり、本出品には含まれません。
本体のほか、電源ケーブル(未使用新品 1 本)、取扱説明書 1 冊（A4 裏表コピー、約 220 ページ，複写）、入出力ケーブル (2 セット，未使用新品) をお付けします。
入出力ケーブルについて、本体の入出力端子が一般的なスクリュー（ねじ込み）式ではないため、お付けするバナナプラグ付きの入出力ケーブルが無いと出力も入力もできませんので，お役に立つと思います。赤色と黒色のケーブルが 2 本で一組であり，合計 2 組（ケーブル数 4 本）です。一組は両端ともバナナプラグ，残りのもう一組は片端がバナナプラグ，片端はアリゲータークリップ（ミノムシクリップ）の 2 種類のケーブルです。
ご参考までに、メーカーの希望小売価格は、税込み \313,000 です。本体のおおよそのサイズは 212（幅）× 88（高）×400（奥行）mm、質量は約 4.5 kg です。
発送について、梱包、複写、および送料を当方で負担いたしますので、落札者様は御落札金額のみをご決済ください。
領収書が必要な場合、当方の書式でよろしければお付けできます。御落札後、発送先のご連絡をいただくときに、領収書に記載する宛名をご指示ください。領収書を準備し、製品に同封して発送いたします。梱包が終了した後では、対処できない場合がございますのでご注意ください。●お支払い
１．システム使用料 (8.8%) は出品者が負担します．
２．消費税 (10%) は不要です．
３．梱包、複写を含む送料を出品者が負担いたしますので、御落札金額のみをご決済ください。
４．ご決済に必要な手数料を落札者様がご負担ください。●その他
技術的、専門的なご質問には、お答えできないこともございますので、ご了承下さい。
出品にあたって基本動作を確認してありますのでノークレーム，ノーリターンでお願いいたします。